2009年11月22日〜25日にニュージーランドで開催された13th Asia-Pacific Vibration Conference (APVC) でM2の西島基史が発表してきました.
簡単ではありますが,ご報告いたします.
地震から構造物における振動など,様々な規模の振動問題を対象とする学会であり,基本的な動力学に関するセッションから最新の制振技術に関するセッションなどがあります.
ちなみに,私は「Various Themes」なるセッションに加えられ,ごちゃ混ぜのテーマの中での発表となりました.
早くも難関,初体験の10時間以上のフライトでニュージーランドのクライストチャーチへ・・・
エコノミーのきつさを嫌というほど体験しました(汗).上のクラスの席を予約する人の気持ちがわかりました.
余談ですが,クッション等の安眠グッズは必須ですね.
空港で学会のある大学への道を尋ねる図
カンタベリー大学に到着!!
↑グランドでは,野球少年ならぬクリケット少年が熱い火花を散らしていました.
こういう風景を見ると海外に来たことを実感します.
しかし,しばらく見ていても,全くルールがわかりませんでした(笑)
1日目は登録だけだったので,街の中を散策しました.
異国情緒あふれるきれいな街並みでした.どの民家もガーデニングに力を入れているみたいで,それを見て回るだけでも楽しめました.

基本的に,緑が多い
無事到着.
ホッとしたのも束の間,最初のミッション「会場への道順を尋ねる」が発生しました.もちろん,英語で・・・
ニュージーランドはオーストラリア訛りがあると聞いていたので,リスニングが非常に不安でした.
街中を走るトラム
街のシンボル,大聖堂
(残念ながら改修中)
いよいよ学会のセッション開始.
というものの僕の発表はセッション2日目の昼前でしたので,セッション1日目は学会の様子見でした.

日も変わって,いよいよ発表.
直前は緊張のピークでしたが,発表自体は覚えた原稿通りでしたので,まあ,問題なく終わりました.たぶん・・・

問題は,質疑応答.
初めは,質問を勘違いしてしまい見当はずれの答えを言ってしまいました.
ですが,質問者の方が親切に聞き直してくださいました.座長の先生にも途中助けていただき,どうにか発表を終えることができました.

振り返ってみると,いろいろな方に助けていただき初めての海外発表としては本当に幸運でした.
発表直前で緊張のピーク
アシスタントの方と発表資料の確認
発表中
(後はなるようになれ)
→発表を終えて,座長の先生にお礼.
一緒に写真を取らせていただきました.
(本当にありがとうございました)
この先生には,後日メールで写真をお送りいたしました.
ニュージーランドの大自然
発表も無事に終えたということで,自然の中に出かけました.
しかし,ハプニング.
連日の疲れもたたって僕が車酔いをしてしまいました.
しばらく,車を止めて休んでいると一台の車が停車.
僕たちが停車しているのをカートラブルと思ったのか,「大丈夫か?」と声をかけてくれました.
ニュージーランドは親切な方が多いですね.
体調も回復し,再び走り出してしばらくすると,日本では見られないようなきれいな景色が.

雄大な自然ってのはこういうのを言うんですかね.
やはり羊が多い!
小嶋先生,三上先生,国際学会での発表という機会を与えてくださり,本当にありがとうございました.自分の英語能力に不安だらけでしたが,いろいろな方に助けていただき,こんな自分でも英語発表ができるのだと自信につながりました.

また,これから国際学会での発表を予定している人もしていない人も機会があれば有効活用してください.海外や英語に抵抗がある人もいざやってみると何とかなるものです.自分で殻を作らなければいろいろな人が助けてくれます.

少しアドバイスとして,質疑応答の練習はいくらしてもしすぎということは無いと思います.特に,リスニングを重点的にしておくと質疑応答で何らかのリアクションを取ることができるので,質問がわからずフリーズといった事態は回避できると思います.

何はともあれ,悩む前に,まず,発表に申し込んでしまうのも手です.人間必要に迫られれば何とかなるものです.
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最後に
おわり